虫刺されについて
今回は虫刺されについてご紹介致します。
☆虫刺されの主な原因
・蚊やブヨ等に血を吸われる
・蜘蛛等に咬まれる
・毛虫に触れる
・蜂に刺される
☆症状
咬まれたり刺されたりする事で痛みを感じたり、虫に対するアレルギー反応によって痒みや赤み、水ぶくれ等が皮膚に現れたりします。
※虫の種類や人によって症状が現れるまでの時間、現れ方が異なってきます。
☆治療法
主に痒みや赤み等の炎症を抑えるステロイドの塗り薬を使用します。
※症状によっては抗アレルギー剤の飲み薬を服用する場合もございます。
☆予防・対策
・肌の露出は極力避けましょう。
・防虫スプレー等を使って虫を寄せ付けないことも大切です。
これからの季節、屋外でのイベントが増えてくるかと思います!
虫対策も忘れずに楽しみましょう♪
もし刺されてしまったら痒み等我慢せず、お気軽にご受診ください。
2018/06/04
あせも(汗疹)について
本日はあせも(汗疹)についてご説明致します。
🌺あせもの原因は?
たくさんの汗をかいた時に、汗管という汗の出る通り道がつまります。
すると汗が皮膚の外に出にくくなり、皮膚内に溜まることで炎症を起こします。
それによって痒くなったり、赤くて痒いブツブツが生じます。
🌺あせもができやすい部位
頭、額、首、肘の内側、脚の付け根、膝の裏側といった、汗が乾きにくい部分です。
🌺日常生活で気を付けること
・衣類は通気性、吸湿性の良い素材を選びましょう。
・こまめにハンカチやタオルで汗を拭き、肌を清潔に保ちましょう。
・汗をかいたら、シャワーを浴びて汗を流しましょう。
・かき壊しを防ぐために、ツメは短く切っておきましょう。
こまめケアで自然と治る場合もありますが、かゆみを伴うとかき壊して化膿したり、とびひを引き起こすケースもあります。
悪化させないために早めの治療が重要です。
気になる症状があれば早めに医師へご相談ください♪
水イボ②治療法、気をつけること
水イボについて第2弾の今回は、水イボの治療法、日常生活で気をつけることについてお話します。
🌸水イボの治療方法
ピンセットによる摘除が一般的です。
この治療では、摘み取る際に痛みを伴うことが多いため、当院では麻酔のテープ剤(ペンレステープ)を使用しています。
摘除の60分ほど前に貼付することで効果を発揮します。
貼付方法については、水イボと診断された際に看護師が詳しく説明致します。
🌸水イボを予防するためには?
・乾燥肌のお子さまは水イボになりやすい傾向があります。
適切なスキンケアを行い、健康な皮膚を保ちましょう。
・肌と肌が直接触れ合うことで感染しやすいため、プールでは水着やタオル、浮き輪などを共有しないようにしましょう。
🌸水イボをうつさないためには?
・水イボを掻き壊さないようにしましょう。
他の場所にうつすだけでなく、とびひなどの原因にもなります。
・プールから出た後などは体をシャワーでよく洗い流し、保湿剤を塗るなどスキンケアをしましょう。
・水イボのある部位は衣服や絆創膏で覆い、患部が他の方に直接触れないようにしましょう。
当院では水イボ摘除の優先案内(予約制度)を導入しています。
詳しくはこちらをご参照ください。
これから夏本番となります。気になる症状があればお気軽にご相談下さい♪
2018/05/21水イボ①水イボとは?
こんにちは!これから2回にわたり、水いぼについてご紹介します。
第1弾の今回は「水いぼとは何か」についてです。
水いぼ(伝染性軟属腫)とは、軟属腫ウイルスによる小さなイボで、幼児から小学生低学年のお子さまに多く発症します。
1~5mm程度の光沢のあるイボで、その中にある白い芯のような部分にウイルスが多く含まれています。
痛みや痒みなどの自覚症状がない場合が多いですが、自然治癒するには6か月~5年ほどかかります。
その間に増えた水イボ同士がくっつき巨大化してしまうことや、痒みを伴いとびひといった他の皮膚感染症にかかることがあります。
🌟水イボにはウイルスが含まれているため、潰したり引っ掻いてしまうことで自分の身体にはもちろん、ご兄弟やお友だちにもうつってしまいます。
乾燥肌やアトピー性皮膚炎、アレルギー体質のお子さまなどはなりやすい傾向があり、特に肌と肌が触れやすいプールなどで感染しやすいといわれおります。
そのため、せっかく摘除しても体質や環境によってはすぐに新しい水イボができてしまうこともあります。
保育園や幼稚園によっては水イボがあるとプールに入れないこともありますので、しっかり治療していく必要があります!
次回は、水イボの治療方法についてご案内します。
2018/05/14白癬について④日常で気をつけること
白癬シリーズの最後は、日常で気をつけたいことをご紹介します。
☆患部の清潔を保つ
・お風呂で身体を優しく綺麗に洗いましょう
・靴下は毎日変えましょう
・菌は湿った環境で増殖するため、長時間靴を履き続けることは避けましょう
☆感染予防をする
・プールやお風呂などの共用バスマットの使用後はタオルで足をしっかり拭きましょう
・ご家族同士でもバスタオルやバスマット、靴下の共有は避けましょう
・床はこまめに掃除をしましょう
白癬菌はうつる病気です。
ご自身やご家族のためにも、少しでも気になるご症状がございましたら早めにご受診ください!
白癬について③白癬の治療について
今回は白癬(水虫)の治療法についてご説明します。
🌸足白癬
足白癬の治療は、基本的には塗り薬(抗真菌薬)の治療になります。
塗り薬の使い方にはポイントがあります。
塗り方のポイントを覚えてしっかり治療していきましょう。
☆1日1回、お風呂上がりに塗りましょう。
☆症状がなくても両足に塗りましょう。
☆皮剥けがなくなってからも、1~2か月は塗り続けましょう。
🌸爪白癬
爪白癬は内服(経口抗真菌剤)、塗り薬(抗真菌薬)の2種類の治療方法があります。
☆内服の場合は、月に1度採血をしながらの慎重投与となります。
☆塗り薬の場合は、1日1回お風呂上りに爪全体に塗りましょう。
☆爪白癬の場合は治療に時間がかかります。根気強く治療しましょう。
☆内服と塗り薬の併用は過剰投与となるため、医師と相談しながら、どちらかを選択し治療を開始していきます。
※看護師がお薬の塗り方、塗る量等を、お一人おひとり詳しくご説明しております。
※足白癬は家族で感染しやすい為、ご家族も一緒に治療しましょう。
※水虫の治療は自己判断でやめず、医師の指示を守って治療を継続することが大切です。
次回は日常で気を付けることについてご説明いたします。
2018/04/23白癬について②爪白癬(爪水虫)について
白癬について第2弾の今回は、爪白癬(爪水虫)についてご説明します。
🌸爪白癬とは?
爪白癬は、足や手指に感染した白癬菌が放置され、爪にまで広がったもので、爪水虫と言われています。
痛みや痒みなどの自覚症状がないため見過ごされがちですが、自分の体の他の部位や家族など、まわりの方にもうつる可能性があります。
🌸爪白癬の症状は?
・爪が厚くにごっている
・爪の表面が白色に変化しザラザラしている
・爪の一部がくさび状に白色・黄色に変化している
これらの症状が現れている場合には、爪白癬の可能性があります。
🌸爪白癬は治るの?
爪白癬の治療は、完治するまで時間がかかります。
爪が完全に生え変わるには、手の爪で約半年、足の爪で約1年かかると言われています。
よって、早期に根気よく治療していくことが重要です!
爪白癬の検査はご来院していただけると、即日で結果が分かります。
気になる症状があればご相談下さい♪
次回は水虫の治療法についてご説明していきます🌸
2018/04/16白癬について①白癬(水虫)とは?
本日から4回にわたって白癬についてご紹介します!
今回は白癬とはなにかについてご説明していきます。
白癬とは、カビの一種である白癬菌が原因で起こる皮膚感染症です。
白癬(水虫)というと、一般的に足にできるものだと考えられがちですが、手足の爪(爪白癬)、頭部(頭部白癬)、顔面・首をはじめとする体のいたる場所(体部白癬)、陰部(陰部白癬)などと、様々な部位で発症する可能性があります。
症状は、かゆみがある・乾燥して皮がむける・水疱や膿疱ができるなど様々で、いわゆる湿疹の特徴ともよく似ています。
白癬菌は通気性が悪くジクジクした所を好んで繁殖し、タオルや足ふきマット、スリッパからも簡単に感染してしまいます。
水虫の足を拭いたタオルで体を拭くことで、体部白癬になってしまうこともあります。
気になる症状がある方は一度ご来院ください。
次回は爪白癬について詳しくご紹介します!
2018/04/09紫外線にご注意を!
4月に入り益々暖かくなってまいりましたが、皆さま紫外線対策はされていますか?
夏に向けて紫外線量も徐々に増えてきています。
そこで、今回は紫外線の特徴・対策についてご説明します。
☆紫外線の種類と特徴
紫外線には2種類の波があります。
UVA波・・・肌の奥の真皮まで届きシミやシワなど肌老化の原因となるもの
UVB波・・・肌の表面に届き炎症(日焼け)やシミなどの原因となるもの
☆春の紫外線量
春でも真夏と同等量のUVA波が地上に降り注いでいます。
UVA波は紫外線の約9割を占めているので対策が必要です。
☆紫外線対策
・日焼け止めを使用し、こまめな塗り直しを行いましょう。
(UVA波はガラスを通り抜けるので屋内でも注意が必要です。)
・毎日の保湿ケアで肌のバリア機能をあげましょう。
UVA波は5月がピークと言われています。
よって今の時期から紫外線対策をすることが重要です。
自分の肌に合う日焼け止め選びも大切です。
当院では低刺激のUVクリームも取り扱っておりますのでお気軽にご相談ください。
2018/04/02
稗粒腫について
本日は稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ)についてご説明いたします。
🌸稗粒腫とは
稗粒腫は目の周りや、顔にできる白い粒のようなものです。
直径1~2㎜程度の大きさで、袋の中には角質が入っています。
🌸原因
・毛穴の奥にある毛包(もうほう)という袋や、皮脂をつくる腺の未発達なものに角質がたまって生じます。
・汗を出す管の再生過程で管の先端がふさがって生じます。
🌸治療方法
注射針の先で皮膚の表面に小さく傷をつけ、白色の球状物を押し出します。
※そのまま治療すると痛みがあるため、当院では麻酔のテープ剤をお渡ししています。
後日麻酔のテープ剤を貼ってご来院いただき、治療いたします。(予約制ではございません)
痛みなどはないため放っておいても問題はありません。
気になって取り除きたい場合や、気になる症状がございましたらご相談ください。