帯状疱疹について
こんにちは🌷
いよいよ11月です🐇
月日が経つのがあっという間で、令和3年も残すところ2ヶ月となりましたね。
今回は「帯状疱疹」についてご紹介致します。
🌟帯状疱疹とは?
子どもの頃に感染した水ぼうそうと同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」が、疲れやストレスなどの影響で体の免疫力が下がったときに再び活動を始めることによって起こる病気です。
主に高齢者に見られる疾患で、通常3週間程度で治ることが多いです。
🌟症状
一般的には、胸・腹部・背中・顔・頭部などの左右どちらかに、はじめはピリピリ・チクチクといたった神経痛のような痛みが起こります。
その後、ぶつぶつとした赤みのある発疹と水ぶくれが帯状に生じ、痛みが次第に増してきます。
眠れないほど痛むこともあり、仕事や家事などの日常生活に支障をきたすことがあります。
同時に発熱、リンパ節の腫れ、頭痛といった全身症状がみられることもあります。
🌟原因
感染力が非常に強いヘルペスウイルスの一種である水痘・帯状疱疹ウイルスによって発症します。
このウイルスに子どもの頃に初めて感染すると、2~3週間の潜伏期間の後に水ぼうそうとなります。
水ぼうそうは1週間ほどで治まりますが、その後もウイルスは潜伏し続けて生涯消えることはありません。
疲れやストレスなどの影響で体の免疫力が低下すると再び暴れだし、神経を通って皮膚まで到達します。
そうすると、数日~10日間ほどピリピリと刺すような痛みが続き、帯状疱疹が発症します。
🌟治療
水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬を処方します。
また、痛みを抑える鎮痛薬を併用することもあります。
🐬水ぼうそうを発症したことがある方は、誰でも帯状疱疹を発症する可能性があります。
睡眠をしっかりと取って適度な運動をし、入浴などで体をリラックスさせるなど、免疫力を低下させない日常生活を送りましょう。
🌹帯状疱疹は予防できる疾患です💉
当院では帯状疱疹ワクチンの接種を推奨しています。
こちらに詳細を記載しておりますので、ご興味のある方はせひご覧ください🌸
気になる方はお気軽にご相談ください♪
ウオノメとタコについて👟
こんにちは😊
10月も終盤に差し掛かり、一気に肌寒くなりました🤧🍁
急激な気温差による体調変化には十分気を付けましょう😌
さて今回は、「ウオノメ(鶏眼)とタコ(胼胝)」についてご紹介致します。
緊急事態宣言が明け、年末にかけてイベント事が多くなる時期です♪
徐々に外出する機会が増えますので、足のトラブルに悩ませれないようご説明致します!
🍠症状
【ウオノメ(鶏眼)】
手足の突出部にできやすく、皮膚の角質が厚く硬くなり芯ができます。
芯が皮膚の中にくさび状になって入り込み、圧迫により強い痛みを伴います。
【タコ(胼胝)】
皮膚の角質が硬くなり厚く盛り上がった状態です。
ウオノメと違い芯がないため痛みは伴わないことが多いです。
🍠原因
・皮膚の特定の部分に圧迫、摩擦など何らかの刺激が加わることによりできる。
・自分の足のサイズや形に合わない靴を履いている。
・ヒールの高い靴を履く頻度が多く、一定の部分に過度に体重がかかっている。
・歩き方に癖がある。
・立ち仕事をしている。
・ジョギングやランニングをすることが多い。
🍠治療
固くなった皮膚を専用の道具を使って削ります。
削りの処置は痛みを伴いません。
大きさや、ご自身のライフスタイルによっては複数回処置が必要となりますが、定期的に(2~4週間に1回)処置をすることで徐々に柔らかくなります。
※スピール膏やイボコロリといった市販薬を使用すると、逆に悪化してしまう傾向があります。
細菌感染を引き起こし膿を持ったり、皮膚の下に血液が溜まり血豆様になる場合があります。
本来できる処置ができなくなってしまうため、市販薬を使用せず、早めの受診をおすすめします。
🌟ウオノメはウイルス性のイボと症状や見た目が似ているため、ご自分では鑑別が難しい疾患です。
気になる症状がある方は気軽にご受診下さい😌
口角炎について
こんにちは😊
10月も半ばに差し掛かり、過ごしやすい気候になってきましたね🎑
今回は、「口角炎」についてご紹介致します。
🍂口角炎とは
上唇と下唇が合わさる唇の両端の口角に何らかの原因で炎症が起こるものを指します。
口角に落屑や亀裂、出血が生じ、治りかけるとカサブタが形成されます。
乾燥した状態のものから、ジクジクと湿った状態のものまで、様々な病変があります。
お子様から高齢者まで、幅広く発症します。
🍂原因
口角の「皮膚組織が脆弱である」ことと、「損傷を受けた皮膚組織に感染が生じる」ことが主な原因となります。
【皮膚組織の脆弱性】
ビタミンB2、B6の不足によって生じやすくなるとされています。
これらのビタミンは、皮膚や粘膜を正常に維持するために必要な栄養素であり、不足すると皮膚や粘膜が損傷を受けやすくなります。
その他、アトピー性皮膚炎や乾燥肌によって皮膚のバリア機能や潤いが失われた場合にも生じやすくなります。
📝ビタミンB2、B6が不足する原因
過度なダイエットによる偏った食生活が原因となることが多いです。
その他にも、がんや胃腸障害、肝障害、糖尿病、抗生剤の服用、アルコールの多飲などでビタミンの吸収が阻害されることが原因となることもあります。
【損傷部への感染】
唾液や食べかすなどが貯留しやすいため、不潔になりやすく、様々な感染症のリスクにさらされています。
正常な口角では皮膚のバリア機能が作用するため、感染が起こることは稀ですが、亀裂などの損傷が生じた口角は絶好の感染場所となります。
若者では、咽頭炎や扁桃炎などを生じたときにその原因となる細菌が感染して生じることが多いです。
一方高齢者では、口内に常在するカンジダが原因になることが多く、貧血や風邪のとき、疲れが溜まって免疫力が低下しているときなどに感染が生じやすいです。
🍂症状
口角に落屑や亀裂が生じ、赤みや出血などを引き起こします。
亀裂部には比較的速やかにかさぶたが形成されます。
しかし、口角は唾液により湿潤な状態となっており、飲食時など口の開閉によってかさぶたが剥がれ、亀裂がさらに深くなることも稀ではありません。
さらに、そこに細菌や真菌が感染すると、浸出液や皮疹が現われ、完治までに時間を要することもあります。
また、口角炎は一度発症すると癖になり、同じ場所に繰り返しやすくなります。
🍂治療
感染の有無や原因菌によって異なります。
感染がなさそうな場合には、炎症を抑えるステロイドの塗り薬や、保湿剤を処方します。
また、ビタミン剤の内服薬を処方する場合もあります。
細菌感染を生じている場合には抗菌薬、カンジダ感染を生じている場合には抗真菌薬が、塗り薬や飲み薬として処方されます。
🌟口角炎は食事の際にしみたり、痛みを伴うことが多く日常生活への影響が大きいです😖
なかなか治りにくいことや、繰り返すことも多いので、気になる症状がある際にはお早めにご相談下さい😌
秋の花粉対策をしましょう。
10月に入り過ごしやすくなってきましたね🍂
今回は「秋の花粉」についてご紹介致します。
🍇秋の花粉の種類について
秋の花粉症の原因として多いのは、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど草の花粉です。
キク科ブタクサ・ヨモギ・セイタカアワダチソウなどは、7月上旬から飛散が始まります。
8月下旬から9月にかけては、特にブタクサが活発になり、河川敷などの草刈りも重なるので注意が必要です。
カナムグラはアサ科のつる草で、ブタクサよりやや遅れて9月中旬〜10月上旬に飛散量が増えます。
イネ科は初夏にピークを迎えますが、10月まで飛散します。
また、2~3月に十分成長できなかったスギ花粉の一部が10月から飛散し始めます。
🌟スギやヒノキのような樹木の花粉と違い、秋の花粉の飛距離は数メートルで、遠くまで飛ぶことはありません。
しかしこれらの雑草は生命力が強く、河川敷や公園、家庭の庭や道路の脇などの緑地、至るところに生育します。
🍇秋はハウスダストも増える?
秋は花粉だけでなく、ハウスダストによるアレルギーも起こりやすい季節です。
家の中で症状が強くなるような場合は、花粉症ではなくハウスダストの可能性もあります。
ハウスダストとは、室内にたまるホコリのことで、ダニの死骸やフン、カビなどが含まれています。
ダニは夏に繁殖しますが秋に死んでしまうため、秋はダニの死骸やフンが増加・蓄積しアレルギーが増えます。
🍇症状
・くしゃみ、水っぽい鼻汁、鼻づまり
・のどの痒み、違和感、せき、喘息の悪化
・目の痒み、涙が出る
・肌荒れ
🌟秋花粉は、粒子が小さいため気管支喘息のような症状がでる場合もあります。
🍇治療
症状に合わせて抗ヒスタミン薬やステロイドなどの内服を処方します。
症状によって点眼、点鼻薬などもお出ししています。
アレルギー検査も行っていますので、気軽にご相談ください😊
🍇花粉症対策について
・草原や河川敷、土手になるべく近づかないようにしましょう。
・外出の際はマスクや眼鏡、肌の出ない服装にしましょう。
・帰宅後、衣服の花粉を払い落としましょう。
・帰宅後、うがいや洗顔をしましょう。
🌟花粉症は早期に治療を始めることで、ピーク時の症状を和らげることが出来ます✨
気になる症状がございましたら、お早めにご相談下さい🎵
まぶたの痒み、カサカサ~「眼瞼皮膚炎」について~
こんにちは😊
涼しくなり、過ごしやすい日々が続いていますね✨
今回は「眼瞼皮膚炎」についてご紹介致します。
🌼眼瞼皮膚炎とは
まぶたや、まつ毛の生えぎわ、目尻に起こる炎症のことをいいます。
🌼症状
かゆみを伴い、赤みやむくみ・湿疹・かさつき・ただれなどが生じます。
掻いて刺激を与えると症状が悪化し、異物感が生じることで涙が止まらなかったり、
よく目が開けられなくなり、視野が狭まるといった症状が現れます。
🌼原因
ウイルスや細菌によるものと、化粧品や薬品、動植物や化学物質の建材などのアレルギー性で起きる原因が上げられます。
🌟ウイルスや細菌に感染して起こるもの→「感染性」
🌟化粧品や薬品などに対するかぶれやアレルギーで起こるもの→「非感染性」
🌼治療
感染性の場合は抗生物質による治療を、非感染性の場合はステロイド薬での治療をします。
🌟予防として、丁寧なクレンジングや洗顔、しっかりと手洗いすることを心掛けましょう✨
衛生状態を良好に保つことは、治療や抑制に非常に有効的です🚿
気になる方は、お早めにクリニックにてご受診ください🥰
2021/10/04赤ら顔、酒さについて
こんにちは🍁
早いもので9月も終わり、あっという間に秋の気配がやってきましたね😊
今日は、顔の赤み・火照りでお悩みの方が多い「酒さ」についてご紹介致します。
🌸酒さ
なんらかの因子によって炎症を引き起こされた結果、鼻や頬が赤くなりひどくなるとプツプツとした皮疹が見られる疾患です。
原因は未だに分かっていません。
しかし過度の日光暴露や飲酒、刺激物の摂取、血管拡張剤の服用や副腎皮質ステロイド外用薬の塗布などは憎悪因子と言われています。
🌸症状
鼻先や頬、眉間、額に繰り返し生じる一過性の赤みや火照りが初期症状です。
次第に持続性の紅斑、血管拡張がみられるようになります。
さらに悪化すると、ニキビのような皮疹(丘疹・膿疱)が見られたり、皮膚が厚く肥厚しコブのように盛り上がってしまうこともあります。
🌸治療
ステロイドを使用すると症状の悪化が懸念されるため、アレルギーの免疫反応を抑える免疫抑制外用薬を使用します。
抗生物質や漢方薬の内服を処方する場合もあります。
また抗菌薬としてロゼックスゲルが酒さに効果的ともいわれており、保険適応外になりますが難治性の酒さに使用する場合もあります。
🌸日常生活で気を付けたい事
①洗顔
余分な皮脂、汚れを落とし清潔を保つことは大事ですが、擦りすぎは酒さを悪化させる原因となります。
よく泡立てて顔の負担が少ないように洗いましょう。
②食事
アルコール・香辛料などの刺激物は酒さを悪化させる場合があるため摂りすぎには注意しましょう。
③紫外線
紫外線を長時間浴びる事も悪化させてしまう一因です。
そのため日傘や帽子、日焼け止めなどの紫外線対策が大切です。
また日焼け止めは皮脂や汗で落ちてしまうため、日中塗り直すとより効果的です。
💎皮膚科推奨の日焼け止めクリームの取り扱いがございます。
クリニック専売品ですが、診察なしで受付でご購入いただけます😊
サンプルのご用意もございますので、気軽にスタッフにお声掛けください♪
🌟見た目のお悩みや、特に女性は化学物質に過敏になる為お化粧品選びが難しい疾患です。
酒さは難治性の場合もあるため、まずは根気よく治療することが大切です😊
気になる症状がある方は、お早めにご相談ください♪
顔に白いプツプツ?稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ)について
こんにちは😊
9月に入りだんだんと涼しく、過ごしやすい秋の兆しを感じられるようになりました🍁
今回は、顔によくできる白く小さなブツブツ「稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ)」についてご説明致します。
🍠稗粒腫とは?
・主に目の周りに生じる白いプツプツのことを指します。
・角層が皮膚の中にたまって、袋状になり稗粒腫ができます。
・痒み、痛みは特にありません。
・直径1~2ミリの大きさです。
🍠原因
生まれつきできる原発性と大人になってからできる続発性のものがあります。
【原発性】はっきりとした原因は分かっていません。
【続発性】外傷(切り傷・擦り傷)が加わり、その後稗粒腫ができます。
また、ターンオーバー(皮膚の代謝)が上手く行われず角質が皮膚の中にたまり起こると言われています。
✎老若男女問わず、加齢に伴ってできたり、お子様でもできます。
🍠症状
・痒みや痛みなどの自覚症状はなく、見た目や触れた質感として気にされる方が多いです。
・悪性になったり、人に感染させることはありません。
・白いニキビと間違えられることも多い症状です。
🍠治療
放置しておいても特に問題はありませんが、放置して治ったり、飲み薬や塗り薬で治ることもありません。
当院では小さな突起部に注射針で小さな穴をあけ、ピンセットで中にたまった角質を押し出します。
少量の出血はありますが化膿しないように軟膏を塗り、そのあと絆創膏を貼ります。
保険適応の処置です。
🍠日常生活
・顔をごしごし擦らないようにしましょう。
・規則正しい生活を心掛けましょう。
・夏冬関係なく、日焼けに気を付けましょう。
🌟稗粒腫は放置しても問題はありませんが、外見を気にされ摘除を希望される方がたくさんいらっしゃいます!
痛みはほとんどなく、気軽にできる処置です♪
いつでも気軽にご相談下さい😌
蕁麻疹について
こんにちは😊
連日雨でジメジメした日がつづいていますね☔
本日は、「蕁麻疹」についてご説明致します。
🍇蕁麻疹とは
蕁麻疹は、突然赤みを伴う小さな皮膚のふくらみができる疾患です。
このふくらみは、いつの間にか消えるのですが、別の場所に現れてはまた消えることを繰り返します。
また、ムズムズするかゆみをもつことが多いです。
🍇原因
蕁麻疹は、4~5人に1人が一生のうちに一度は経験するといわれています。
そのうち、7割以上の患者さんは、自発的に症状があらわれる「特発性蕁麻疹」です。
特発性蕁麻疹の原因はまだよく分かっていません。
その他に、次に挙げるような特定の刺激によって起こる蕁麻疹もあります。
・風邪薬や痛み止めを飲むと蕁麻疹がでる
・物に当たったり、ひっかいたところに蕁麻疹がでる
・特定の食べ物を食べた後に症状がでる
・日光に当たると症状がでる
・運動や入浴の後など、体が温まると症状がでる
・寒いところに行くと症状がでる
・皮膚が水に濡れると症状がでる
📝このタイプの蕁麻疹では、お薬が効きにくいこともあるため、蕁麻疹を起こす刺激を避けることが大切です。
原因を特定するために、採血やパッチテストによるアレルギー検査をする場合もあります。
🍇症状
膨疹という、蕁麻疹に特有の赤み・かゆみ・ふくらみを伴う発疹が出現し、24時間以内に消えることが多いです。
蕁麻疹の症状は、主にヒスタミンと呼ばれる物質により起こります。
何らかの刺激で皮膚の肥満細胞という細胞からヒスタミンが放出されると、血管に作用して皮膚のふくらみや赤みを、神経に作用してかゆみを起こします。
蕁麻疹は症状の続く期間によって、急性と慢性に分けられます。
【急性蕁麻疹】症状が1ヶ月以内に治まるもの。
【慢性蕁麻疹】症状が1ヶ月以上続くもの。夕方~夜間に症状が出て、悪化することが多いです。
治療には、数週間~数ヶ月以上かかることが多いです。
🍇治療
特発性の蕁麻疹は原因が分からないことが多いですが、お薬が効きやすく、治療によって治ることが多いです。
そのため、原因不明だからと諦めずに、しっかりと治療を行うことが大切です。
主に抗ヒスタミン薬という飲み薬で治療します。
症状が軽くなってきたらお薬の量や回数を徐々に減らしていきますが、飲み続けることが大切です。
ご自身の判断で急にお薬を中止しないようにしましょう。
症状がなくなっても、しばらくはお薬を飲み続けることが大切です。
先生と相談しながらお薬を飲み続けることで、蕁麻疹をコントロールしていきましょう。
📝当院では、新たに蕁麻疹の注射薬、「ゾレア」を導入しています💉
もし気になる方は、気軽にご相談下さい😌
🌟蕁麻疹はかゆみも強く、長引くと辛い病気です😖
適切にお薬を飲み治療することが大切ですので、気になる症状がある方はお早めに受診しましょう😊
口唇ヘルペスについて
みなさんこんにちは😊
8月もあっという間に終わりに近づいてきましたね🍉
本日は疲れた時などによくできる「口唇ヘルペス」について説明致します。
🌺症状
唇やその周りにピリピリ、チクチクするような違和感や痒みがあります。
その後軽い痛みを伴う水ぶくれができます。
初めて症状が出るときには、水ぶくれが沢山出来ることがあります。
🌺原因
口唇ヘルペスは「単純ヘルペスウイルス」というウイルスに感染して起こる病気です。
症状が出ている人の水ぶくれや唾液などに接触することで感染します。
水ぶくれには沢山ウイルスが存在するためタオルやコップなどを介して感染する事もあります。
🌺治療
ウイルスの増殖を抑える“抗ヘルペスウイルス薬”の飲み薬や塗り薬で治療していきます。
ウイルスが増殖している時に効果を発揮するため、症状がでたらできるだけ早く飲み始めましょう。
飲み薬を使用することで症状を軽減し、治癒までの期間を短くすることができます。
🌟自己判断で服用方法を変えたりせず、医師の指示通りに服用しましょう。
🌺再発のリスクについて
単純ヘルペスウイルスは一度感染すると、障害にわたって神経に潜伏します。
健康な時は、潜伏しているウイルスは免疫によって抑えられているため症状は出ません。
しかし、発熱や体調不良・疲労やストレスなどにより免疫が低下していると症状がでます。
🌺日常生活での注意点について
・栄養のバランスがとれた食事をとり、十分な睡眠を取りましょう。
・かさぶたは取らないようにしましょう。
・タオルやコップは共有しないようにしましょう。
・赤ちゃんとの接触はできるだけ避けましょう。
・水ぶくれは触らないようにしましょう。
・患部は清潔を保ちましょう。
🌟唇以外の部位にヘルペスができることもあります。
症状は人によって違いますが、早めに治療することで悪化を防ぐことができます。
気になる症状がある方は、早めに受診しましょう😊
乾皮症について
こんにちは🌼
まだまだ真夏の日々が続いていますね🌞
今回は「乾皮症」についてご紹介致します。
🐬乾皮症とは
皮膚の最も外側の層には脂分が存在し、これが皮膚の水分蒸発を防止しています。
この脂分が何らかの原因によって失われることで、皮膚の乾燥が生じます。
🐬症状
初期症状として、乾燥し皮膚がカサカサし、角質が剥がれ落ちてきます。
また、かゆみもわずかに生じます。
進行すると亀の甲羅のように皮膚がひび割れて赤みが生じ、かゆみはかなり強くなります。
さらに進行すると湿疹が引き起こされ、かゆみは夜中に目がさめるほどに強くなります。
🐬原因
・外気の乾燥やエアコンの使用で湿度が低下することで空気が乾燥し、皮膚も乾燥しやすくなります。
・入浴時に熱いお湯を使っていたり、入浴回数が多いと皮膚表面の脂分が洗い流されてしまう。
また、洗浄力の強い石鹸の使用やタオルの強い擦りといった外部からの強い刺激も要因です。
・その他、アトピー性皮膚炎や加齢も原因となります。
🐬治療
乾皮症の予防・治療にかかせないのは『保湿剤』といわれる外用剤です。
保湿剤は皮膚の水分が逃げないように皮膚表面をコーティングしたり、皮膚に水分を与える役割を持っています✨
保湿剤には化粧水や乳液タイプ、泡、ムース、クリーム、軟膏タイプと様々です。
季節に合わせたり、皮膚の乾燥具合、使用感に合わせて選択できます😊
🌻対策
加湿器の使用や、肌に優しい肌着(天然素材など)の着用をおすすめします!
気になる方は、お早めにクリニックにてご受診ください🥰