手湿疹について
11月に入り、秋も本格的になってきましたね
本日は秋、冬に多い「手湿疹」についてご紹介致します。
手湿疹ってなに?
水仕事やパソコン業務をよくしたり、紙幣などをよく扱ったりするために、繰り返し指先に刺激が加わって起こるものです。
特に主婦、美容師、飲食店員などに多く見られる疾患です。
どんな症状?
・皮膚が赤くなり痒みがでる
・小さなブツブツや水ぶくれ、ひび割れができる
・水ぶくれが潰れてジクジクする
・皮膚がボロボロと剥ける
・水や洗剤などがしみて痛い
主な原因
洗剤などの刺激が原因の一つにあげられています。
これで油が良く落ちるように、皮膚表面の脂も落ちてしまい、皮膚の表面がカサカサして荒れてきます。
そのため、刺激を受けやすくなり湿疹が起こってきます。
治療法
・炎症を抑えるためのステロイドの塗り薬
・皮膚を保護するための保湿剤
・かゆみのある場合はかゆみを改善する抗ヒスタミン薬の飲み薬
・ひび割れのある場合はテープ剤の処方
予防法
・水仕事の際は水に直接触れないよう手袋をしましょう。
(ゴム製は刺激になりやすいので綿の手袋の上からゴム手袋をはめると良いです)
・洗剤、シャンプー等は敏感肌用にする。
・保湿剤を1日に何回も使用して手を保護する。
放っておくと悪化しやすい手湿疹(>_<)
少し良くなってきても、再燃しやすい疾患でもあります。
根気強い治療が大切です❢
早めに受診しましょうね(*^^*)
皮膚のカサカサや痒みで悩んでいませんか?
10月もそろそろ終わりに近づき、紅葉が綺麗な季節がやってきますね🍁
そんな秋から冬に多くなる疾患が「皮脂欠乏性湿疹」です。
【原因と症状】
皮膚表面の脂が減少することにより、皮膚の水分が減少して乾燥の症状が出ます。
乾燥することで強い痒みを感じ、つい掻いてしまうことで湿疹となります。
【治療】
症状や部位に合わせてお薬を処方します。
‣ 炎症をおさえるためのステロイドの塗り薬
‣ 乾燥を防ぐための保湿剤
‣ 痒みの原因となるヒスタミンの働きを抑える飲み薬(抗アレルギー剤)
【日常生活の注意点】
⓵処方された塗り薬や飲み薬は正しく使いましょう。
⓶お風呂ではナイロンタオルなどで強くゴシゴシと洗わないようにしましょう。
⓷皮膚のうるおいを保ちましょう。
⓸部屋の湿度を保ち、乾燥に注意しましょう。
⓹掻くと症状がひどくなるため、なるべく掻かないように気を付けましょう。
⓺皮膚に刺激の少ない肌着を選びましょう。
⓻体が温まると痒みがひどくなるため、アルコールや辛い物等は控えましょう。
🌟悪化させないためには、早期の治療が大切です。
気になる症状がある方は、お早めにご相談くださいね(*^-^*)
秋の花粉症状でお悩みの方が増えてきています!
気温が高い日が続いていましたが、今週から秋らしい気温になってきましたね
10月に入り、秋の花粉症状でお悩みの患者様も増えてきました(>_<)
そこで今回は、「秋の花粉症」についてご紹介致します。
🌰秋の花粉の種類は?いつまで続く?
・キク科(ブタクサやヨモギ) ➔ 9~11月
・イネ科(カモガヤ、ススキ) ➔ 9~11月
・アサ科(カナムグラ) ➔ 9~11月中旬
・スギ科 ➔ 9~11月
✎空き地など、身近に繁殖する雑草が主です❢
🌰秋はハウスダストも増える!?
ダニは気温が上がる6~8月に繁殖しますが、9月下旬~10月にかけて気温が下がり死骸が増え、フンが蓄積されます。
それによってハウスダストによるアレルギー性鼻炎でお悩みの方が増えてしまうのです😩
🌟当院はアレルギー疾患も診療可能ですので、点鼻薬の処方もできます✧˖°
お悩みの方はご相談くださいね(*^-^*)
🌰食べ物にも注意!?
花粉に含まれるたんぱく質と似たようなアレルゲンをもつ食べ物を食べると、口腔アレルギー症状を引き起こす可能性があります。
口周りに痒みが出たり、口の中が腫れたり痛みを感じます。
ひどい場合はアナフィラキシーショックを引き起こすため、注意が必要です。
🌰風邪と花粉症の症状の見分けは?
☑高熱・激しいのどの痛み・粘り気のある鼻水、いずれの症状もない
且つ、
☑目の痒みがある
☑連続したくしゃみが出る
☑水のような透明な鼻水が出る
(久光製薬より抜粋)
当てはまる方は花粉症の可能性があります🌼
🌟花粉症かどうか、アレルギー検査をすることも可能です。
症状でお悩みの方は、ぜひご相談にお越しくださいね😄
増税に伴う自費の診察料・施術・商品についてのご案内
10月1日から、消費税法の改定により税率が8%から10%に引き上げられます。
当院では患者様に日頃の感謝を込めて、これまで通りの据え置き価格で提供させていただきます。
患者様お一人おひとりの出会いと関わりを大切に、気軽に相談できる地域のかかりつけ医を目指して参ります。
患者様に寄り添った医療を提供できるよう努力して参りますので、今後ともスタッフ一同、宜しくお願い申し上げます。
千川さくら皮フ科クリニック
スタッフ一同
爪周りの炎症(爪囲炎)について
こんにちは♪
少しずつ気温が下がり過ごしやすくなってきましたね。
本日は爪周りの炎症、「爪囲炎」についてご紹介致します。
【爪囲炎とは?】
爪の周りの皮膚が炎症を起こし、赤く腫れた状態を爪囲炎(そういえん)と言います。
手足のささくれや深爪などの小さな傷口から細菌が入り込み化膿する事で起こります。
巻き爪を繰り返すことで炎症を起こす事場合もあります。
【症状】
爪の周囲が赤く腫れて痛みが出ます。
炎症が進むと膿が溜まったり、関節が腫れて曲げにくくなる場合もあります。
【治療】
症状に合わせて塗り薬や飲み薬を処方します。
痛みが強い場合には痛み止めを処方します。
また膿が溜まっている場合には膿を出す処置をします。
悪化すると腫れや痛みが強く、完治するまで時間がかかってしまいます(>_<)
悪化する前に、早めに受診しましょう❢
粉瘤(アテローム)について
粉瘤とは?
粉瘤とはアテロームとも呼ばれ、皮膚の下に袋状の構造物ができます。
本来皮膚から剥がれ落ちるはずの垢や皮脂などの老廃物が袋の中に溜まることによってできる、良性の腫瘍です。
初めは非常に小さいため、自覚される方はほとんどいません。
しかし溜まった垢や皮脂は自然に袋の外には出られず、どんどん溜まっていきます。
その為、時間と共に少しずつ大きくなっていきます。
できやすい部位
身体のどこにでもできます。
耳の後ろや脇の下、鼠径部や背中などにできやすい傾向があります。
症状
普段は痛みなどの症状はありません。
しかし、細菌が侵入して化膿する場合があります。
これを炎症(化膿)性粉瘤と呼び、患部は赤く腫れ、痛みを伴います。
治療
‣ 軽い炎症の場合は抗生物質を内服します。
‣ 強い炎症を伴う場合は、皮膚を小さく切開し(局所麻酔を使用)膿を外へ出します。
症状に合わせて飲み薬や塗り薬による治療を行います。
特に赤みや痛みは無い場合は、外科的に袋を切除する場合もございます。
粉瘤は良性腫瘍なので、必ず手術をしなければいけないということではありません。
しかしどんどん大きくなったり、部位によっては切除をおすすめすることもあります。
気になる症状がある方はお早めにご相談くださいね(*^-^*)
2019/08/19二の腕のブツブツが気になっていませんか?
こんにちは(^-^)
連日雨でジメジメの日が続いていますね☔
半袖になる季節になり、二の腕のブツブツが気になることはありませんか?
今回は「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」についてご紹介したいと思います。
🌷毛孔性苔癬とは?
毛穴に一致して、赤く小さな盛り上がりが生じる状態を指します。
かゆみや痛みなどはありませんが、見た目に鳥肌の様な変化をきたします。
他人に感染する事はありません。
🌷原因
肌の乾燥、ターンオーバー異常、過剰な皮脂分泌が原因と言われています。
遺伝が関与しているともいわれ、家族内で発症していることが多いです。
特に目立つのは思春期から20歳代で、30歳代以降になると自然に落ち着くこともあります。
🌷治療
皮膚を柔らかくする外用薬や保湿剤を使用し、症状を緩和させます。
🌷日常生活の注意点
・ゴシゴシこすったり、爪で引っ掻いたりして傷つけないようにしましょう。
➔ 感染を起こしたり、色素沈着を引き起こす原因となります。
・紫外線に当たると更に目立ちやすくなるため、紫外線対策を行いましょう。
🌟半袖の時期になり症状が気になる方は、お早めに皮膚科へご相談ください(*^^*)
2019/07/16
グリーンネイルについて
こんにちは☀
夏に差し掛かり、サンダル👡を履く機会が増えてきましたね♬
そのため、グリーンネイルでお悩みの患者様が増えてまいりました。
そこで本日は「グリーンネイル」についてご紹介致します📝
☆グリーンネイルとは
緑膿菌(りょくのうきん)と呼ばれる、私たちの皮膚などの至る所に存在する常在菌によって手や足の爪が緑色に変色してしまうことをグリーンネイルといいます。
かゆみや痛みなどの自覚症状はほぼありません。
☆原因
緑膿菌は湿った所を好み、ネイルなどをされる方に多くみられます。
ネイルと自身の爪のわずかな隙間に水などが入り込み、菌が増殖することで症状が現れます。
はがれかけた自身の爪と皮膚の間で菌が繁殖する場合もあります。
☆治療法
症状が落ち着くまでネイルを控えていただき、徐々に下から生える新しい爪に患部が押し出されることによって治癒します。
場合によっては抗菌薬の塗り薬で治療します。
☆気を付けたい事
・極力爪を乾燥させた状態にさせ、清潔さを保ちましょう。
・ネイルと爪の間に隙間などを見つけたらすぐに補修するなどの対策をとりましょう。
・定期的にネイルをお休みする期間を設ける事も大切です。
🌟ネイルをより楽しむ為にも、爪の変色に気付いたら放っておかずに、早めの受診をお勧め致します(*^^*)
2019/07/08クラゲに刺されたとき
7月に入り、各地で海開きが始まってきましたね🍉
そこで気を付けたいのが「クラゲ刺され」です。
クラゲは触手に刺胞と呼ばれるカプセル状の毒を持っています。
人がその触手に触れると、触れた部位に発赤や腫れ、痛みが生じます。
刺された後は3〜4分で毒が広がるため、その前に早急な対策を取らなければなりません。
【主な症状】
クラゲに刺されたときに激しい痛みが走ります。
また、刺された部分がひどく腫れたり、線状に並んだじんましんに似たような発疹が現れたりします。
放置しておくと、潰瘍になることもあるので注意が必要です。
まれに、重症化すると嘔吐や呼吸困難などを起こす場合もあり、最悪の場合はショック状態に陥ることもあります。
クラゲによって症状が異なりますので、刺されたらすぐにライフセーバーの方へ確認してみましょう❢
📝一般的な応急処置についてご紹介します。
⓵触手の除去:手袋やタオルなどを使用しクラゲの触手を取り除きましょう。
素手の場合、取ろうとした指にも毒素が広がる可能性があります。
⓶海水で洗う:真水で洗うと皮膚についたクラゲの細胞から毒針が発射されやすくなります。
⓷氷や水で冷やす:一時的に炎症を抑えます。
⓸近くのライフセーバーの詰所や、皮膚科を受診しましょう。
📝アフィラキシーショックについて。
ハチ刺されと同様、クラゲの場合も2度目に刺されると急激なアレルギー反応を引き起こすことがあります。
生命維持に関わるため、1度刺されたことのある方は特に注意が必要です❢
🐝ハチ刺されについてご興味のある方は、こちらをご覧下さい(^^♪
【治療】
症状に合わせて、抗炎症薬や抗ヒスタミン薬の塗り薬や飲み薬を処方します。
痛みがある場合は鎮痛薬も処方します。
放置すると跡が残ってしまうことがあります😩
🌟もしクラゲに刺されてしまったら、早めの治療を開始しましょうね(*^^*)
2019/07/01水痘(水ぼうそう)について
こんにちは!
今回は、お子さまに多く発症する「水痘」についてご紹介致します。
★水痘(みずぼうそう)とは?
水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)に初めて感染し発症したものを「水痘(みずぼうそう)」といいます。
一度感染すると症状が治ったあともウイルスは体内で生き続けるため、体の免疫力が落ちたときに帯状疱疹として発症します。
(帯状疱疹についての記事はこちらをご覧下さい。)
★感染経路は?
空気感染・飛沫感染 → 咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込む。
接触感染 → 水疱にや粘膜の排出物(浸出液など)に接触する。
潜伏期間は10~21日間です。
★症状
発疹が出現する1~2週間前に軽度の発熱や倦怠感がみられます。
その後、①頭皮や口の中を含む身体のあらゆる場所に数mmの紅斑が出現し、②水疱となります。③水疱は3~4日で乾燥しカサブタになります。
発疹が出現してから1~2週間の間は①~③の経過を繰り返すため、症状が混在してみられるのが特徴で、かゆみを伴います。
また、リンパ節の膨張がみられることもあります。
白血病や糖尿病など、基礎疾患がある場合などは全身状態が強く出ることがありますが、ワクチン接種することで軽い症状で抑えられることがほとんどです。
★治療方法
かゆみや皮疹に対して抗ヒスタミンの飲み薬や塗り薬を処方します。
掻いてしまい二次感染を起こしている場合は、抗生物質を処方します。
患者様によって様々な症状が現れるため、医師の診断のもと症状に合わせた治療を行っていきます。
📝水痘は学校保健安全法の第二種に規定され、全ての発疹がカサブタになるまで出席停止です❢
登園・登校時には治癒証明書等の提出が必要になる場合があります。
保育園や学校にご確認下さい。
水痘はうつる病気です😩
疑わしい症状がある場合は、お早めにご受診下さいね(*^^*)