あせも(汗疹)について
本日はあせも(汗疹)についてご説明致します。
🌺あせもの原因は?
たくさんの汗をかいた時に、汗管という汗の出る通り道がつまります。
すると汗が皮膚の外に出にくくなり、皮膚内に溜まることで炎症を起こします。
それによって痒くなったり、赤くて痒いブツブツが生じます。
🌺あせもができやすい部位
頭、額、首、肘の内側、脚の付け根、膝の裏側といった、汗が乾きにくい部分です。
🌺日常生活で気を付けること
・衣類は通気性、吸湿性の良い素材を選びましょう。
・こまめにハンカチやタオルで汗を拭き、肌を清潔に保ちましょう。
・汗をかいたら、シャワーを浴びて汗を流しましょう。
・かき壊しを防ぐために、ツメは短く切っておきましょう。
こまめケアで自然と治る場合もありますが、かゆみを伴うとかき壊して化膿したり、とびひを引き起こすケースもあります。
悪化させないために早めの治療が重要です。
気になる症状があれば早めに医師へご相談ください♪
水イボ②治療法、気をつけること
水イボについて第2弾の今回は、水イボの治療法、日常生活で気をつけることについてお話します。
🌸水イボの治療方法
ピンセットによる摘除が一般的です。
この治療では、摘み取る際に痛みを伴うことが多いため、当院では麻酔のテープ剤(ペンレステープ)を使用しています。
摘除の60分ほど前に貼付することで効果を発揮します。
貼付方法については、水イボと診断された際に看護師が詳しく説明致します。
🌸水イボを予防するためには?
・乾燥肌のお子さまは水イボになりやすい傾向があります。
適切なスキンケアを行い、健康な皮膚を保ちましょう。
・肌と肌が直接触れ合うことで感染しやすいため、プールでは水着やタオル、浮き輪などを共有しないようにしましょう。
🌸水イボをうつさないためには?
・水イボを掻き壊さないようにしましょう。
他の場所にうつすだけでなく、とびひなどの原因にもなります。
・プールから出た後などは体をシャワーでよく洗い流し、保湿剤を塗るなどスキンケアをしましょう。
・水イボのある部位は衣服や絆創膏で覆い、患部が他の方に直接触れないようにしましょう。
当院では水イボ摘除の優先案内(予約制度)を導入しています。
詳しくはこちらをご参照ください。
これから夏本番となります。気になる症状があればお気軽にご相談下さい♪
2018/05/21水イボ①水イボとは?
こんにちは!これから2回にわたり、水いぼについてご紹介します。
第1弾の今回は「水いぼとは何か」についてです。
水いぼ(伝染性軟属腫)とは、軟属腫ウイルスによる小さなイボで、幼児から小学生低学年のお子さまに多く発症します。
1~5mm程度の光沢のあるイボで、その中にある白い芯のような部分にウイルスが多く含まれています。
痛みや痒みなどの自覚症状がない場合が多いですが、自然治癒するには6か月~5年ほどかかります。
その間に増えた水イボ同士がくっつき巨大化してしまうことや、痒みを伴いとびひといった他の皮膚感染症にかかることがあります。
🌟水イボにはウイルスが含まれているため、潰したり引っ掻いてしまうことで自分の身体にはもちろん、ご兄弟やお友だちにもうつってしまいます。
乾燥肌やアトピー性皮膚炎、アレルギー体質のお子さまなどはなりやすい傾向があり、特に肌と肌が触れやすいプールなどで感染しやすいといわれおります。
そのため、せっかく摘除しても体質や環境によってはすぐに新しい水イボができてしまうこともあります。
保育園や幼稚園によっては水イボがあるとプールに入れないこともありますので、しっかり治療していく必要があります!
次回は、水イボの治療方法についてご案内します。
2018/05/14白癬について④日常で気をつけること
白癬シリーズの最後は、日常で気をつけたいことをご紹介します。
☆患部の清潔を保つ
・お風呂で身体を優しく綺麗に洗いましょう
・靴下は毎日変えましょう
・菌は湿った環境で増殖するため、長時間靴を履き続けることは避けましょう
☆感染予防をする
・プールやお風呂などの共用バスマットの使用後はタオルで足をしっかり拭きましょう
・ご家族同士でもバスタオルやバスマット、靴下の共有は避けましょう
・床はこまめに掃除をしましょう
白癬菌はうつる病気です。
ご自身やご家族のためにも、少しでも気になるご症状がございましたら早めにご受診ください!