とびひってどんな病気?
急に暑い日が続いていますが、体調など崩されていないでしょうか?
本日はとびひ(伝染性膿痂疹)についてご説明します。
🌸とびひとは?
黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌などによる細菌感染症です。
接触によってうつり、火事の飛び火のようにあっと言う間に広がることから、“とびひ”といわれています。
🌸とびひの種類
【水疱型膿痂疹】
乳幼児・小児に、夏季に多い。
あせも・虫刺され・湿疹などをひっかいたり、転んでできた傷に二次感染を起してとびひになります。
とびひの多くはこのタイプで、黄色ブドウ球菌が原因です。
【痂疲型膿痂疹】
皮膚の一部に膿をもった水ぶくれ(膿疱)ができ、厚いかさぶたになります。
炎症が強く、リンパ節が腫れたり、発熱やのどの痛みを伴うこともあります。
溶血性連鎖球菌が原因で、炎症が強いのが特徴です。
🌸治療について
症状に合わせて異なりますが、原因となる細菌を抑える抗生物質の飲み薬・塗り薬で治療します。
かゆみが強く湿疹を伴っている場合は、痒みを抑える抗アレルギー薬やステロイドの塗り薬を使うこともあります。
🌸日常生活で心掛けること
・患部を掻いたり、いじったりしないようにしましょう。
・患部は泡立てた石鹸で洗い、皮膚を清潔に保ちましょう。
・兄弟間でタオルの共有はしないようにしましょう。
🌟とびひは患部をガーゼなどでしっかり覆うことで登園・登校は可能です。
※学校によっては、登園許可証が必要になる場合があります。
🌟とびひは人にうつります❢
早いうちに受診し、治療を始めましょうね(*^-^*)