春の花粉について
もうすぐ花粉が飛ぶ季節がやって来ますね🌷
飛散ピーク時の花粉症の症状を和らげるために、早めの対策が大切です♪
特に今年は新型コロナウィルスの関係もあり、くしゃみや鼻水といった飛沫により注意を払わなければなりません😟
今回は「春の花粉」についてご説明致します。
1月に、日本気象協会が今年の花粉症飛散予測を発表しました。
2021年は、2月初めから飛び始め、花粉飛沫用量が前シーズンの1.8倍と予測されています。
花粉症は日本人の4人に1人が発症すると言われており、どなたでも発症する可能性がある疾患です。
🌸春の花粉と飛散時期
・スギ花粉
スギ花粉の飛散時期は2~4月。ピークは3月中旬頃とされています。
飛散量が多く、日本で最も多い花粉症の原因です。
・ヒノキ花粉
ヒノキ花粉の飛散時期はスギより少し遅く、3~5月。ピークは4月頃とされています。
スギ花粉と合わせてヒノキ花粉も持っている人も多く、重症化しやすくなります。
🌸花粉症の症状
・連続し回数の多いくしゃみ
・水の様にさらさらとした鼻水
・鼻づまり
・目の痒みや充血
・皮膚に付着することによる肌荒れ
✎花粉症は風邪と違って、シーズン中症状が続きます😩
🌸治療
・くしゃみや鼻水を抑える抗アレルギー薬の内服
・目の痒みや鼻に使用する点眼、点鼻薬
・肌荒れの場合は、赤いや痒みを抑える塗り薬
📝花粉症は耳鼻科のイメージが多いですが、皮膚科でも診療致します♪
内服薬、点鼻薬、点眼薬、全て揃いますので他科受診が不要になります😊
また、アレルギー検査(採血)をして花粉症かどうか調べてみましょう☝
花粉症対策を練る上で、大切な鍵となってきます。
🌸対策
・飛散が多い日や時間帯は外出を控える
・外出時はマスクや眼鏡を装着する
・帰宅したら、玄関で衣服に付いた花粉をはらう
・帰宅後は、うがい手洗い、洗顔を行う
・衣服や布団をなるべく外に干さない
🌟昨年は花粉飛散量が少なかったため、症状が軽かった方も今年は注意が必要になりそうですね😩
先週あたりから、花粉症で受診される患者様も少しずつ増えてまいりました。
「あれ?鼻がムズムズ、あやしいな」と感じる方は、早めに治療を始めましょう❢
関節にイボができた!?~ガングリオンについて~
こんにちは🌞
今回は「これは皮膚科で良いのかな?」とよくご質問がある、
「ガングリオン(滑膜膿疱)」についてご紹介致します😊
📝ガングリオンってなに?
腱鞘や関節のところから発生し、中にゼリー状の透明な粘液を含む良性の腫瘍です。
20~40歳代の女性に多く、手首や指、まれに肩・肘・膝・足関節などにも発生します。
📝原因は?
はっきりとした原因は分かっていません。
関節を包む「関節包」という組織や、腱鞘の一部が風船状の袋となり粘液を産生するという説や、
関節の内側を覆っていいる骨膜のヘルニアという説もあります。
📝どんな症状があるの?
大きさは小豆大~ピンポン玉大まで、まちまちです。
痛みやしびれといった症状は出ないことが多いですが、神経を圧迫すると症状が出る可能性があります。
関節付近に形成されると、関節の動きを妨げたり、感覚障害や腱鞘炎の原因となることもあります。
📝治療法
注射の針を刺し、吸引もしくは圧迫し内容物を排出します。
再発性が高いものですが、2~3回行うことで消失することもあります。
腫瘍が大きく、動かしにくいといった運動障害や感覚障害がある場合は手術が適応となる場合があります。
🌟何科に受診したらよいの?
皮膚科で構いません😊
何度も再発を繰り返していたり、手術が適応と判断される場合は、整形外科への受診を勧めます。
ボコッと隆起するイボの様なものがみられる場合は、一度皮膚科へお越しください😌♪
皮脂欠乏性湿疹について
1月に入り寒さが厳しくなってきましたね⛄
本日は、寒い季節に多い「皮脂欠乏性湿疹」についてご紹介致します。
🌸症状
皮膚の表面の脂が減少することにより、皮膚の水分が減少した状態を皮脂欠乏症といいます。
その後皮膚は乾燥し、粉がふいた状態が目立っていきます。
次第に赤みや痒みが強くなり症状が悪化した状態を「皮脂欠乏性湿疹」といいます。
ひざ下や腕・脇腹や背中などに症状が出やすいのが特徴です。
🌸原因
・秋から冬にかけて空気が乾燥しやすいため
・体の洗いすぎや冷暖房によって肌や空気が乾燥するため
・潤いを保つために必要な物質が年齢に伴って減少するため
🌸治療
湿疹があって痒みがある場合は、ステロイドの塗り薬で治療します。
痒みが強い場合や、症状によっては抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬の飲み薬なども処方します。
痒みがなく、皮膚の乾燥が強い場合には、保湿剤で経過をみます。
🌸日常生活について
・加湿器などで適度な湿度を保ちましょう。
(冬は室温18℃~22℃、湿度は55%~65%が快適です😊)
・肌着などは刺激が少ない綿を選びましょう。
・ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗わないようにしましょう。
・アルコールや香辛料を摂取すると痒みが増しやすくなるためなるべく控えましょう。
・ボディクリームや保湿剤をこまめに塗りましょう。
🌟早めに治療すると症状が悪化しにくくなります♪
少しでも気になる症状がございましたら、お早めにご来院ください😄