冬が勝負!足の水虫について👣
こんにちは⛄
今年も残すところわずかとなりましたね。
年末年始に向けて慌ただしい日々をお過ごしかと思いますが、体調を崩さぬようお気を付けください😌
さて今回は、「足・爪白癬」についてご紹介致します。
足白癬は完治までに最短3か月、爪白癬は半年~1年かかります。
今から治療を始めると、来年の夏には綺麗な足でサンダルが履けますよ😊
❄足・爪白癬とは
「足白癬」とは、一般的に「水虫」と呼ばれているものです。
白癬菌というカビ菌の一種が皮膚に寄生して起こる感染症です。
「爪白癬」とは、白癬菌が爪の内部に入り込んだもので、爪の色が白く濁ったり、黄褐色に変色します。
足白癬を長らく放置することにより爪に感染し、発症するケースが多いです。
❄症状
【足白癬】
・趾間型
・小水疱型
・角質増殖型
趾間型、小水疱型の2型は痒くてジュクジュクする症状があります。
【爪白癬】
・角質増殖型
痒みや痛みなどの自覚症状がほとんどありません。
白癬菌が感染した爪は白く濁った状態に変化します。
進行すると爪が厚く変形したり、もろく崩れやすい状態になります。
❄原因
「足白癬」はソックス・靴等で足が高温多湿の状態でいることが要因の一つです。
「爪白癬」は足白癬を放置した結果、患う場合がほとんどです。
足白癬の再発を繰り返した場合など白癬菌が爪の中に入りこんで爪白癬を引き起こします。
また小さいお子様の「足・爪白癬」は大半が家族からの感染です。
❄治療
当院では顕微鏡検査を行い、状態に応じて外用剤や内服薬を処方します。
予防として、足の指の間もしっかりと洗い常に清潔にしていることが大切です。
🌟放置した場合、ご家族への感染のリスクがあります。
気になる方はお早めにクリニックにてご受診ください🌼
マスクかぶれについて
こんにちは😊
早いもので2021年も終盤に差し掛かり、日増しに寒さが身に染みるようになってきましたね❄
今年もコロナウイルスの影響でマスクが手放せない一年でした。
今回は、そんなマスクによる「マスクかぶれ」についてご紹介致します😌
⛄マスクによる肌トラブルの原因
【摩擦】
毎日長時間マスクを着用していたり着脱を繰り返すと、マスクの線維と肌がこすれ合い、肌の表面の角層が削り取られます。
肌を刺激から守る「バリア機能」が低下し、その結果肌荒れを繰り返します。
【蒸れ】
口や鼻から出る吐息がこもるマスクの中は、湿度が高く、細菌が増殖しやすくなります。
そのため、ニキビや汗疹などを引き起こします。
【乾燥】
マスクを外すと中の湿気が一気に蒸散され、肌の水分を一気に奪われてしまい、乾燥した状態になります。
その結果バリア機能が低下し、刺激を受けやすい状態となります。
【アレルギー】
マスクには様々な素材があり、その素材に対するアレルギーでかぶれてしまったり、繰り返し使えるマスクは洗濯時の洗剤で荒れてしまう場合もあります。
⛄症状
摩擦、乾燥による顔や耳のかぶれやヒリヒリとした症状が出ます。
また蒸れによってニキビや、汗をかく季節は汗疹といった症状が出ます。
⛄治療
かぶれがある場合は、ステロイドの外用薬や痒みを抑える内服薬を処方します。
ニキビにはニキビ用の外用薬や内服薬を処方します。
乾燥を伴う場合は、保湿剤を処方します。
⛄対策
✅マスクの選定
肌とマスクの摩擦が起こりにくいように、自分の顔のサイズにあったマスクを選んだり、肌にあう素材の物を選ぶようにしましょう。
✅マスクは清潔に保つ
使い捨てのマスクは使いまわさずに毎日交換しましょう。
また汗をかくと蒸れやすくなるため、その都度替えるようにしましょう。
洗って使えるタイプは、洗剤が残らないようにしっかり洗濯し清潔に保ちましょう。
✅丁寧な洗顔とスキンケア
マスクをしていると隠れるといった理由でスキンケアを疎かにせず、しっかり泡立てた洗顔料で優しく洗い流し丁寧にスキンケアを行うようにしましょう。
🌟しっかり対策をしていても、肌荒れを起こしてしまう場合もあります😖
症状が悪化する前に、お早めにご受診下さい🎄
円形脱毛症について
こんにちは😊
気温も低くなり、本格的な冬が近づいてきましたね☕
今回は、「円形脱毛症」についてご紹介致します。
🍂円形脱毛症とは
突然、コインのような円形型の脱毛が起こる病気です。
頭や顔のほかに身体の様々な部分に起こることもあります。
子どもから大人まで、年齢、性別にかかわらず発症します。
眉毛やまつ毛も含めて、毛の生えているところはすべて発症する可能性があります。
🍂原因
詳しい原因はまだわかっていませんが、発症しやすい体質にいくつかの原因が引き金となって発症すると考えられています。
【自己免疫異常】免疫異常により毛を作り出す毛球部が異物と間違えられてリンパ球によって攻撃されてしまい、毛根が傷んで脱毛が起こると考えられています。
【遺伝】遺伝的要因もありますが、親子間の遺伝で発症する率は10%程度といわれていて、親子で必ず発症するわけではありません。
しかし、予防するのも難しいと言われています。
【アトピー素因】円形脱毛症の患者様にはアトピー素因(気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎)を持っている方やそのご家族が多い傾向があります。
【ウイルス】風邪やインフルエンザなどのウイルス感染が脱毛の誘因となることがあります。
【ストレス】円形脱毛症=ストレスというイメージがあるかもしれませんが、直接的な関連は分かっていません。
🍂症状
症状により、5つのタイプに分類されます。
《単発型》最も多く見られる症状で、円形の脱毛が1か所できるタイプ
《多発型》脱毛斑が2か所以上できるタイプ
《蛇行型》後頭部、側頭部の髪の生え際が帯状に抜けるタイプ
《全頭型》頭部全体の毛が抜けるタイプ
《汎発型》頭部だけでなく、眉毛、脇毛、全身の毛が抜けるタイプ
🍂治療
・局所の血管拡張作用や発毛促進作用のある塗り薬や、ステロイドの塗り薬を処方します。
・ステロイドの外用療法が効かない場合には、ステロイドの内服薬を処方します。
アトピー素因を持つ患者様の場合は、アレルギーを抑える抗ヒスタミン薬を併用することもあります。
・液体窒素を用いて脱毛斑に刺激を加えることで、発毛を促します。
液体窒素は、1~2週間に1回処置を行います。
🍂日常生活でのケア
*規則正しい生活習慣を心がけましょう
・軽度の運動や入浴で血行促進。
・髪の毛を作り出す毛母細胞は、夜22~2時頃に活動するといわれています。
この時間帯の睡眠をしっかり取りましょう。
・アルコールや喫煙は髪の毛の成長を妨げる血行不良、栄養不足の要因となることがあるため、できるだけ控えましょう。
*適切なヘアケアを行いましょう
頭皮を清潔に保つようにし、洗髪後は髪と地肌をしっかり乾かしましょう。
*バランスの良い食事を心掛けましょう
「タンパク質」、「ビタミン類」、「ミネラル」、「食物繊維」は、髪の毛のもとを作り、血行・代謝をアップして健康な髪を育てます。
🌟円形脱毛症は、再発のリスクもある病気です😖
気になる症状がある場合は、お早めに皮膚科を受診し、適切な治療を受けましょう。
寒い時期に増える皮脂欠乏性湿疹について
12月に入り、日が落ちるのが早くなりましたね🧶
今日は、乾燥の季節に増える「皮脂欠乏性湿疹」についてご紹介致します。
🌸症状
皮膚の表面の脂が減少することにより、皮膚の水分が減少した状態を皮脂欠乏症といいます。
その後皮膚は乾燥し、粉がふいた状態が目立ってきます。
次第に赤みや痒みが強くなり症状が悪化した状態を「皮脂欠乏性湿疹」といいます。
ひざ下や腕・脇腹や背中などに症状が出やすいのが特徴です。
🌸原因
・秋から冬にかけて空気が乾燥する。
・体の洗いすぎや冷暖房によって、肌や空気が乾燥する。
・潤いを保つために必要な物質が年齢に伴って減少する。
・アトピー性皮膚炎などの乾燥を伴う皮膚疾患。
🌸治療
湿疹があって痒みがある場合は、ステロイドの塗り薬で治療します。
痒みが強い場合や症状によっては、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬の飲み薬なども処方します。
痒みがなく、皮膚の乾燥が強い場合には保湿剤で経過をみます。
🌸日常生活について
・処方された塗り薬や飲み薬は正しく使いましょう。
・部屋の湿度を保ち、乾燥に注意しましょう
・肌着などは刺激が少ないものを選びましょう。
・ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗わないようにしましょう。
・ボディクリームや保湿剤をこまめに塗りましょう。
・掻くと症状がひどくなるため、なるべく掻かないように気を付けましょう。
・体が温まると痒みがひどくなるため、アルコールや辛い物等は控えましょう。
🌟早めに治療すると症状が悪化しにくくなります♪
少しでも気になる症状がございましたら、お早めにご来院ください😄