タコと魚の目の違い
今回は魚の目とタコについてご紹介します!
どちらも皮膚が硬くなった状態の疾患ですが、症状には違いがあります。
🐠魚の目(鶏眼)
皮膚の角質層が硬くなった膨らみの中央に、さらに硬い芯を持ちます。
この芯は、皮膚内部に向かってV字形に入り込むため、軽く触れたり歩くと強い痛みが生じることがあります。
また、ウイルス性のイボ(尋常性疣贅)との見分けがつきにくいのも特徴です。
放置していたらどんどん増えてしまった、というケースも多いため注意が必要です。
🐙タコ(胼胝)
魚の目と同様に皮膚が硬くなりますが、患部が黄色味を帯びて盛り上がった状態になり、芯はなく痛みも伴いません。
靴と擦れやすい親指や小指、体重のかかる足の裏などに多くみられますが、「ペンだこ」や「座りダコ」など体のさまざまな場所にできます。
〇原因
足の変形や合わない靴、歩き方の癖によって、特定の場所に圧迫や摩擦を受けるのが主な原因です。
〇治療法
角質を柔らかくする塗り薬の処方や、特殊な器具を用いて芯や角質を除去します。
芯は見た目以上に深く入り込んでいます。
そのため、市販のスピール膏を使用したり、自身でカッターや爪切りを使って取り除くのは非常に難しいです。
また削り過ぎると、正常な皮膚を傷つけ細菌感染を引き起こすこともあります。
🌟市販薬を使用したり自宅で処置は行わずに、まずは患部の状態を確認致しますのでお早めにご受診ください♫
2018/07/09