円形脱毛症について

こんにちは🌞
2月も終盤に差し掛かり、少しずつ春の暖かさを感じられるようになってきましたね😊

今回は、「円形脱毛症」についてご紹介させていただきます。

🌷円形脱毛症とは?
円形や楕円形の脱毛斑が突然生じる疾患です。
・一般的に10円玉くらいの脱毛と思われていますが、頭部全体に広がる場合や、眉毛やまつ毛体毛にも症状が出る場合もあります。
女性や幼いお子様にも発症し、有病率は人口の1~2%と言われています。

🌷原因
円形脱毛症の原因ははっきりしておらず、様々な原因が考えられています。
【自己免疫疾患】
近年有力視されている原因で、本来体を守ってくれる免疫に異常が生じて自分の体の一部分を攻撃してしまう事です。
甲状腺疾患、膠原病、関節リウマチなど各種自己免疫疾患と併発する場合があり、場合によってはこちらを調べる採血検査も行います。
【アトピー素因】
円形脱毛症の約40%が、本人もしくは家族にアトピー素因を持っていると言われています。
【精神的ストレス】
精神的ストレスを強く受けると、それに抵抗する交感神経が働きます。
ストレスが強すぎたり長く続いたりすると、交感神経に異常をきたし血管の収縮、頭部への血流の悪化で毛根に栄養が行き届かなくなります。
【遺伝】
発症した8%が家族に同じ症状を抱えていると言われています。
📝その他、出産後の女性ホルモン値の変化も原因の一つとされています。

🌷種類
《単発型》
突然、頭部に円形、楕円形の脱毛斑ができ、円形脱毛症の中で最も多いタイプです。
約80%の方が1年以内に治癒すると言われています。
《多発型》
脱毛斑が2つ以上発生するタイプで、完治まで半年から2年くらいかかると言われています。
《蛇行型》
脱毛斑の結合が細長く、後頭部から側頭部にかけて蛇行するように広がるタイプで、完治までに複数年かかる場合があります。
《全頭型》
頭部全体に広がり、最終的には頭髪が完全に抜け落ちてしまうタイプで治療は長期に渡ります。
《汎発型》
頭髪だけでなく、眉毛、まつ毛、体毛などの全ての毛が抜け落ちてしまうタイプです。
最も重症なタイプで、治療の継続と症状とうまく付き合う事が必要です。

🌷治療
発毛を促進させる外用薬や、血流を促進させる薬、症状によっては炎症やアレルギーを抑える飲み薬を処方します。
場合によっては、脱毛斑に冷たい液体で刺激する液体窒素療法を用いることもあります。
こちらの治療は1週間~2週間に1度行います。

🌟円形脱毛症は場所や大きさによっては、自分では発見しにくい場合があります。
ご自身で気になったり指摘を受けた際は、お一人で悩まず、気軽にご相談にお越しください😌

2021/02/22

皮膚やアレルギーのお悩みに当院が全力でサポートいたします。

皮膚の病気は誰でも経験することですが、それだけに放置したり民間薬などですませたりして悪化してしまうことがよくあります。

「皮膚疾患で病院は大袈裟」「こんな症状くらいでかかったら迷惑なんじゃ・・・」と思っている方にも「通って良かった」と思っていただけるよう、私たちは気軽に相談できる街のお医者さんを目指します。

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