ウイルス性のイボについて
こんにちは😊
1月に入りまだまだ厳しい寒さが続いていますね⛄
暖かい春の兆しが待ち遠しいです🌸
今回は、顔や手足によくできる「ウイル性のイボ」についてご説明します。
🍊ウイルス性のイボとは?
ウイルス性のイボは医学的に「疣贅(ゆうぜい)」と言います。
原因はヒトパピローマウイルスというウイルスによる感染です。
皮膚表面できた小さな傷から感染し、イボが形成されます。
人への感染力はさほど強くないため、入浴やプールを控える必要はありません。
🍊イボの種類
【尋常性疣贅】
手足に多く見られ、硬い角化型のイボができます
【扁平疣贅】
顔によくできるイボで、表面は平らです。
周囲と同じ色や、褐色、赤色になる場合もあります。
【尖圭コンジローマ】
外陰部や肛門部に多発し、性感染症として発症することがほとんどです。
🍊症状
通常痛みや痒みといった自覚症状は特にありません。
症状が多くみられるのは手足で、数ミリから1センチの小さな盛り上がりが見られます。
放置をすると、茶褐色の斑点(点状出血)がみられるようになります。
ひとつだけでポツンとできる場合や、放置することで感染が広がり多発する場合もあります。
ウイルス性のため、全身にできる可能性があります。
🍊治療
液体窒素を用いた冷凍凝固法が用いられます。
-196度の非常に冷たい液体をイボに当てます。
液体窒素を当てると低温やけどをした状態になり、皮膚の代謝を待ちながらいずれカサブタとなり、剥がれ落ちます。
一回の治療でイボが取れることはなく1週間から2週間に一度この処置を行い、しっかり取れるまで繰り返します。
治療期間は個人差があり、数週間から、数ヶ月~年単位で長期に渡る場合があります。
そのため根気強い治療が必要です。
🌟しばらく放置をして大きくなっていたり、何個も多発していると、完治までにその分時間と回数がかかる為、早期受診をすすめます。
多発している場合は、『ヨクイニン』という皮膚の代謝を促すハトムギ由来の漢方を処方します。
🍊日常生活
✅イボを触った手で傷などを触らないようにしましょう。
✅自宅で市販薬を使用したり、自分で処置を行ってしまうと悪化します。
本来の処置ができない場合がありますので控えましょう。
✅ウイルス性のため放っといても治ることはなく、多発したり大きくなってしまうので早めに受診しましょう。
🌟イボはタコやウオノメと間違えられやすく、放置しておくと広がります。
気になる症状がある方は気軽にご相談ください。