グリーンネイルについて💅
3月に入り、少しずつ暖かくなってきましたね🌞
本日は、暖かい季節になると増える「グリーンネイル」についてご説明致します。
🌸グリーンネイルとは?
爪の一部に緑膿菌と呼ばれる菌が増殖し、爪が緑色になった状態をグリーンネイルと言います。
痛みや痒みなどの自覚症状がないのが特徴です。
人から人へ感染する事はほとんどないと言われています。
※緑膿菌は、私たちの皮膚に存在している常在菌が原因で起こります。
🌸原因
緑膿菌は湿っている狭い隙間を好み、一気に増殖します。
その為、ネイルアートをしている方に症状が多くみられます。
それ以外にも爪が浮き上がったり(爪甲剥離)、爪の水虫(爪白癬)を発症している時に、二次的として感染することもあります。
🌸治療
ネイルを落とし患部を乾燥させることで、2~3週間で症状が落ち着きます。
症状が落ち着くまではネイルは控えるようにしましょう。
症状によっては抗生剤の飲み薬や塗り薬を処方します。
また水虫も併発している場合は症状を繰り返したり治りにくくなってしまうため、そちらの治療も一緒に行います。
🌸日常生活の注意点
・緑色に変色した爪を削り取らないようにしましょう。
・爪は乾燥させ、清潔を保ちましょう。
・定期的にネイルをお休みする期間を設けましょう。
🌟これから足を出す機会が増えてきます👡🌞
気になる症状がございましたら、お早めにご相談ください😊
円形脱毛症について
こんにちは🌞
2月も終盤に差し掛かり、少しずつ春の暖かさを感じられるようになってきましたね😊
今回は、「円形脱毛症」についてご紹介させていただきます。
🌷円形脱毛症とは?
・円形や楕円形の脱毛斑が突然生じる疾患です。
・一般的に10円玉くらいの脱毛と思われていますが、頭部全体に広がる場合や、眉毛やまつ毛、体毛にも症状が出る場合もあります。
・女性や幼いお子様にも発症し、有病率は人口の1~2%と言われています。
🌷原因
円形脱毛症の原因ははっきりしておらず、様々な原因が考えられています。
【自己免疫疾患】
近年有力視されている原因で、本来体を守ってくれる免疫に異常が生じて自分の体の一部分を攻撃してしまう事です。
甲状腺疾患、膠原病、関節リウマチなど各種自己免疫疾患と併発する場合があり、場合によってはこちらを調べる採血検査も行います。
【アトピー素因】
円形脱毛症の約40%が、本人もしくは家族にアトピー素因を持っていると言われています。
【精神的ストレス】
精神的ストレスを強く受けると、それに抵抗する交感神経が働きます。
ストレスが強すぎたり長く続いたりすると、交感神経に異常をきたし血管の収縮、頭部への血流の悪化で毛根に栄養が行き届かなくなります。
【遺伝】
発症した8%が家族に同じ症状を抱えていると言われています。
📝その他、出産後の女性ホルモン値の変化も原因の一つとされています。
🌷種類
《単発型》
突然、頭部に円形、楕円形の脱毛斑ができ、円形脱毛症の中で最も多いタイプです。
約80%の方が1年以内に治癒すると言われています。
《多発型》
脱毛斑が2つ以上発生するタイプで、完治まで半年から2年くらいかかると言われています。
《蛇行型》
脱毛斑の結合が細長く、後頭部から側頭部にかけて蛇行するように広がるタイプで、完治までに複数年かかる場合があります。
《全頭型》
頭部全体に広がり、最終的には頭髪が完全に抜け落ちてしまうタイプで治療は長期に渡ります。
《汎発型》
頭髪だけでなく、眉毛、まつ毛、体毛などの全ての毛が抜け落ちてしまうタイプです。
最も重症なタイプで、治療の継続と症状とうまく付き合う事が必要です。
🌷治療
発毛を促進させる外用薬や、血流を促進させる薬、症状によっては炎症やアレルギーを抑える飲み薬を処方します。
場合によっては、脱毛斑に冷たい液体で刺激する液体窒素療法を用いることもあります。
こちらの治療は1週間~2週間に1度行います。
🌟円形脱毛症は場所や大きさによっては、自分では発見しにくい場合があります。
ご自身で気になったり指摘を受けた際は、お一人で悩まず、気軽にご相談にお越しください😌
ウイルス性イボ(疣贅)について
こんにちは😊
今回は、顔や手指、足にできる「イボ(疣贅)」についてご紹介致します。
⛄イボとは?
ヒトパピローマウイルスが皮膚表面の小さな傷から入り込み、皮膚の内部に感染することによって発症します。
人から人へ、また自分の皮膚の別の場所にうつります。
⛄症状
イボは、できた部位によって見た目や症状が異なりますが、多くの場合、痛みやかゆみを伴うことはありません。
【尋常性疣贅】手足に多くみられ、皮膚が盛り上がり硬くなります。
【扁平疣贅】顔多く見られる平らなイボで、赤みを伴うことがあります。
【尖圭コンジローマ】粘膜や陰部、肛門部にできる乳頭状・鶏冠状のイボで、性感染症の一つです。
⛄治療
主な治療法は、液体窒素を用いた冷凍凝固法となります。
-196度の超低温でイボを瞬間的に凍結しウイルスに感染している細胞を破壊させ、同時にイボ周辺に炎症を起こすことで免疫細胞を活性化かせウイルスを排除する治療法です。
痛みの強さや感じ方には個人差はありますが、一般的に冷たい氷を押し当てられたような痛みを伴います。
処置後も数日痛みが続く場合もありますが、ほとんどが自制内でおさまります。
また、何度も繰り返しやすい方やイボの数が増えてしまう方には、ヨクイニンというハトムギ由来の漢方薬を処方する場合もあります。
この冷凍凝固法を1~2週間に1回のペースで行っていきます。
間隔が空いてしまうとイボが大きくなったり増えたり、なかなか取れにくいため、定期的な通院が完治への近道です❢
🌟ほとんど自覚症状がないため、タコやウオノメだと思い放置してしまいがちですが、放っておくと大きくなったり数が増えてしまいます😖
「私の足にあるのはタコ?イボ?」など、少しでも気になった方は皮膚科にご相談ください😊
手湿疹?水虫?なかなか治らない😟掌蹠膿疱症かもしれません❢
手洗い・消毒が欠かせないこの時期、「手湿疹」で受診される患者様が例年より増加しておりますが、
手湿疹が実は「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)だった!」といった方も増えております。
そこで本日は、「掌蹠膿疱症」についてご紹介致します😊
🍫掌蹠膿疱症ってなに?
手のひらや足の裏に、左右対称に無菌性のうみ(膿疱)が繰り返しできる疾患です。
成人女性にやや多く、良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性的な疾患ですが、
根気よく治療を続けることで治癒に至ります。
🍫原因は?
多くの例において、慢性扁桃炎などの上気道炎症状や、虫歯、中耳炎といった病巣感染がきっかけとなって膿疱が出現することが多いです。
また、金属アレルギーが関係していることもありますが、はっきりとした原因は分かっておりません。
🍫どんな症状があるの?
● 小水疱(みずぶくれ)、小膿疱
1~5mm程度の大きさの小さい水疱や膿疱ができます。
● 炎症とかゆみ
主に小水疱や小膿疱の周りやその部位に炎症反応が起こり、赤みや皮むけ、痒みを生じます。
● 爪の変形、にごり
爪の下や周囲にも膿疱が生じることで、変形やにごりがみられる場合があります。
● 関節炎(合併症)
まれに胸肋鎖関節(胸骨と鎖骨を繋ぐ関節)や仙腸関節(首や腰)の関節炎を合併します。
掌蹠膿疱症の患者様の約10~35%に骨関節炎を合併していることが報告されています。
🍫検査
症状が白癬(水虫)や接触性皮膚炎と似ている為、鑑別のために顕微鏡検査を行う場合があります。
また、病巣感染の有無を確認するために採血検査を行う場合もあります。
金属アレルギーを疑う場合は、パッチテスト(保険適応)を行うことも可能です。
🍫治療方法
炎症を抑えるステロイド外用薬や飲み薬、痒みが強い場合は抗アレルギー薬の飲み薬を処方します。
また、症状によっては皮膚が形成される過程の異常を正常に戻すビタミン剤の内服を処方する場合もあります。
さらに慢性的に繰り返すことで皮膚が硬くなっている患者様には、皮膚を柔らかくする塗り薬を処方します。
📝掌蹠膿疱症と喫煙の関係🚬
はっきりと証明されてはいませんが、掌蹠膿疱症の患者様は喫煙者が多いと言われています。
実際の調査では、患者様の85.5%(112/131名)が喫煙者であったという結果が得られています。
したがって何らかの関係があるのではないかと考えられています。
健康のためにも、禁煙することをおすすめします。
🌟根気がいる治療ですが、多くは平均3~7年で軽快・完治すると言われています。
皮膚感染症ではなく、人にうつることはありませんのでご安心ください♪
「手湿疹がなかなか治らないな…😟」「水虫にしては赤みがひどいな😩」
といった方は、もしかしたら掌蹠膿疱症かもしれません!
治療法が違いますので、思い当たる方は皮膚科を受診しましょう😊
顔に白いプツプツ?「稗粒腫」って何だろう?
本日は顔によくできるニキビ様の白いできもの、「稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ)」についてご説明致します。
🌸稗粒腫とは?
稗粒腫は目の周りや、顔にできる白い粒のようなものです。
直径1~2㎜程度の大きさで、袋の中には角質が入っています。
白ニキビのように見え、痛みや痒みなどがないのが特徴です。
🌸原因
・毛穴の奥にある毛包(もうほう)という袋や、皮脂をつくる腺の未発達なものに角質がたまってできます。
・汗を出す管の再生過程で管の先端が塞がってできます。
男女年齢問わずみられますが、加齢が原因の場合や、皮膚の新陳代謝が滞るとできやすいとも言われています。
🌸治療方法
当院では注射針の先で皮膚の表面に小さく傷をつけ、白色の球状物を押し出します。
出血はほとんどありません。
化膿止めの薬がついた絆創膏を貼り、帰宅となります。
絆創膏は1~2時間程度で剥がし、2~3日程度化膿止めの塗り薬を塗りましょう。
📝基本的に放っておいても問題ないものですが、
「数が増えて目立ってきた」「メイクをした際に逆に目立ってしまう」
といった外見上の問題で摘除を希望される方が多いです😊
処置は保険適応されるため、手軽にできます♪
🌟そのまま治療すると痛みがあるため、当院では麻酔のテープ剤を事前にお渡しします。
後日麻酔のテープ剤を貼ってご来院いただき、処置をします。
良性の腫瘍のため放置しても特に問題はありませんが、自然に消えることはほとんどありません。
私の顔にあるのもそうかな?など、気になる症状がございましたら、いつでもご相談ください😄
春の花粉について
もうすぐ花粉が飛ぶ季節がやって来ますね🌷
飛散ピーク時の花粉症の症状を和らげるために、早めの対策が大切です♪
特に今年は新型コロナウィルスの関係もあり、くしゃみや鼻水といった飛沫により注意を払わなければなりません😟
今回は「春の花粉」についてご説明致します。
1月に、日本気象協会が今年の花粉症飛散予測を発表しました。
2021年は、2月初めから飛び始め、花粉飛沫用量が前シーズンの1.8倍と予測されています。
花粉症は日本人の4人に1人が発症すると言われており、どなたでも発症する可能性がある疾患です。
🌸春の花粉と飛散時期
・スギ花粉
スギ花粉の飛散時期は2~4月。ピークは3月中旬頃とされています。
飛散量が多く、日本で最も多い花粉症の原因です。
・ヒノキ花粉
ヒノキ花粉の飛散時期はスギより少し遅く、3~5月。ピークは4月頃とされています。
スギ花粉と合わせてヒノキ花粉も持っている人も多く、重症化しやすくなります。
🌸花粉症の症状
・連続し回数の多いくしゃみ
・水の様にさらさらとした鼻水
・鼻づまり
・目の痒みや充血
・皮膚に付着することによる肌荒れ
✎花粉症は風邪と違って、シーズン中症状が続きます😩
🌸治療
・くしゃみや鼻水を抑える抗アレルギー薬の内服
・目の痒みや鼻に使用する点眼、点鼻薬
・肌荒れの場合は、赤いや痒みを抑える塗り薬
📝花粉症は耳鼻科のイメージが多いですが、皮膚科でも診療致します♪
内服薬、点鼻薬、点眼薬、全て揃いますので他科受診が不要になります😊
また、アレルギー検査(採血)をして花粉症かどうか調べてみましょう☝
花粉症対策を練る上で、大切な鍵となってきます。
🌸対策
・飛散が多い日や時間帯は外出を控える
・外出時はマスクや眼鏡を装着する
・帰宅したら、玄関で衣服に付いた花粉をはらう
・帰宅後は、うがい手洗い、洗顔を行う
・衣服や布団をなるべく外に干さない
🌟昨年は花粉飛散量が少なかったため、症状が軽かった方も今年は注意が必要になりそうですね😩
先週あたりから、花粉症で受診される患者様も少しずつ増えてまいりました。
「あれ?鼻がムズムズ、あやしいな」と感じる方は、早めに治療を始めましょう❢
関節にイボができた!?~ガングリオンについて~
こんにちは🌞
今回は「これは皮膚科で良いのかな?」とよくご質問がある、
「ガングリオン(滑膜膿疱)」についてご紹介致します😊
📝ガングリオンってなに?
腱鞘や関節のところから発生し、中にゼリー状の透明な粘液を含む良性の腫瘍です。
20~40歳代の女性に多く、手首や指、まれに肩・肘・膝・足関節などにも発生します。
📝原因は?
はっきりとした原因は分かっていません。
関節を包む「関節包」という組織や、腱鞘の一部が風船状の袋となり粘液を産生するという説や、
関節の内側を覆っていいる骨膜のヘルニアという説もあります。
📝どんな症状があるの?
大きさは小豆大~ピンポン玉大まで、まちまちです。
痛みやしびれといった症状は出ないことが多いですが、神経を圧迫すると症状が出る可能性があります。
関節付近に形成されると、関節の動きを妨げたり、感覚障害や腱鞘炎の原因となることもあります。
📝治療法
注射の針を刺し、吸引もしくは圧迫し内容物を排出します。
再発性が高いものですが、2~3回行うことで消失することもあります。
腫瘍が大きく、動かしにくいといった運動障害や感覚障害がある場合は手術が適応となる場合があります。
🌟何科に受診したらよいの?
皮膚科で構いません😊
何度も再発を繰り返していたり、手術が適応と判断される場合は、整形外科への受診を勧めます。
ボコッと隆起するイボの様なものがみられる場合は、一度皮膚科へお越しください😌♪
皮脂欠乏性湿疹について
1月に入り寒さが厳しくなってきましたね⛄
本日は、寒い季節に多い「皮脂欠乏性湿疹」についてご紹介致します。
🌸症状
皮膚の表面の脂が減少することにより、皮膚の水分が減少した状態を皮脂欠乏症といいます。
その後皮膚は乾燥し、粉がふいた状態が目立っていきます。
次第に赤みや痒みが強くなり症状が悪化した状態を「皮脂欠乏性湿疹」といいます。
ひざ下や腕・脇腹や背中などに症状が出やすいのが特徴です。
🌸原因
・秋から冬にかけて空気が乾燥しやすいため
・体の洗いすぎや冷暖房によって肌や空気が乾燥するため
・潤いを保つために必要な物質が年齢に伴って減少するため
🌸治療
湿疹があって痒みがある場合は、ステロイドの塗り薬で治療します。
痒みが強い場合や、症状によっては抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬の飲み薬なども処方します。
痒みがなく、皮膚の乾燥が強い場合には、保湿剤で経過をみます。
🌸日常生活について
・加湿器などで適度な湿度を保ちましょう。
(冬は室温18℃~22℃、湿度は55%~65%が快適です😊)
・肌着などは刺激が少ない綿を選びましょう。
・ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗わないようにしましょう。
・アルコールや香辛料を摂取すると痒みが増しやすくなるためなるべく控えましょう。
・ボディクリームや保湿剤をこまめに塗りましょう。
🌟早めに治療すると症状が悪化しにくくなります♪
少しでも気になる症状がございましたら、お早めにご来院ください😄
年の暮れに急増!?帯状疱疹について
なにかと忙しくなる年末の師走の時期…。⛄🎍
毎年この時期になると帯状疱疹で受診される方が増えて参ります😖
そこで今回は、「帯状疱疹」についてご紹介致します。
🎄帯状疱疹とは?
身体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みと、赤い斑点や小さな水ぶくれが帯状に現れる疾患です。
この症状に由来して「帯状疱疹」という病名がつけられました。
発症頻度は人口10万人あたり年間で300~500人程度と考えられています。
50歳代以降に多くみられる疾患ですが、過労やストレスが引き金となり若年層に発症することも珍しくありません。
一度発症すると再発することは稀と言われていますが、高齢者の増加や平均寿命の延伸、発症率の増加傾向から、再発を繰り返す方も増えてきたのが現状です。
🎄原因は?
初めて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染した場合は、「水疱瘡(みずぼうそう)」として発症します。
水疱瘡が治ったあと、ウイルスは体内の外に出るのではなく、神経節に潜み続けます(潜伏感染)。
加齢やストレス、過労、自己免疫疾患、抗がん剤や免疫抑制剤の使用などが誘因となり免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが活動を始め帯状疱疹として発症します。
🎄症状
①皮膚
赤い斑点が現れる数日~1週間ほど前から、皮膚の違和感やピリピリ感といった痛みを伴うことがあります。
その後、身体の片側にやや盛り上がった赤い斑点や水疱が生じます。
水疱はやがて膿疱(膿が溜まったような状態)となり、2~3週間ほどでカサブタになります。
②神経痛
ウイルスが神経に炎症を引き起こすため、罹患した神経支配域に痛みを生じます。
皮疹が治まると痛みも治まってくることが多いですが、時に痛み、感覚異常が残ってしまう場合があります(帯状疱疹後神経痛)。
こちらは高齢者に多くみられ、難治性です。
📝顔面に発症した場合、角膜炎や結膜炎、耳鳴りや難聴といった合併症が挙げられます。
そのため眼科や耳鼻科への受診も必要です。
🎄治療
ウイルスの増殖を抑えるために、抗ウイルス薬と神経を保護する内服薬で治療します。
痛みが強い方へは鎮痛薬の内服を処方します。我慢せずに医師に相談しましょう!
また、皮膚の炎症を抑える塗り薬も処方します。
🎄日常生活で気をつけたいこと
①しっかり休息を☕
帯状疱疹は、疲労やストレスによって免疫力が低下したときに発症します。
十分な睡眠と栄養をとり、精神的・肉体的な安静を心がけることが回復への近道です😊
②身体を冷やさないようにしましょう🛀
冷えると痛みがひどくなります。
入浴は可能なため、できるだけ温めて血行を良くしましょう。
③水疱は破らないように気をつけましょう!
破けると、他の細菌感染を起こしやすくなります。
細菌による化膿を防ぐためにも、故意に破かないようにしましょう。
④小さなお子様との接触、入院加療中のご家族ご友人のお見舞いは控えましょう🌷
周囲の人にうつることはありませんが、水疱瘡にかかったことのない方には水疱瘡として発症させる可能性があります。
また、病気で免疫力が低下している方がたくさんいらっしゃる入院施設への訪問は控えましょう。
🌟帯状疱疹はワクチンで予防できます❢
2016年3月より、ワクチンが承認されました。
まだ最近のことですが少しずつ知れ渡り、接種をご希望される患者様が年々増えております。
ご予約制となりますので、ご希望の方は受診時もしくはお電話にてお問い合わせ下さい♪
いよいよ冬本番!低温やけどについて
12月に入り、寒さが増してきましたね🍂
本日は冬に増える「低温やけど」についてご説明致します。
🌸原因
「低温やけど」とは、体温より少し高い温度~60℃以下の熱源によって起こるやけどのことです。
多くの場合、使い捨てカイロや湯たんぽ、電気毛布などの暖房器具に長時間触れ続けたことが原因で起こります。
カイロや湯たんぽは「暖かくて気持ちいい」くらいの温度のため、長時間接触していても熱を感じにくい分、やけどがゆっくり進行してしまいます。
その為、気づいたときには真皮や皮下組織の真皮深部まで及んでいるケースもあるため注意が必要です。
🌸症状
軽度(1度):ヒリヒリとした痛みやうっすらとした赤みが特徴になります。
中等度(2度):浅達性の低温やけどでは、赤い水ぶくれが出て痛いのが特徴です。
深達性では蒼白~赤褐色の水ぶくれが生じ、痛みは感じなくなっていきます。
痛みがないため、水ぶくれがあっても放置してしまう方も少なくありません。
しかし痛みを感じないのは神経が損傷しているため重症化しているサインです。
重度(3度):3度の低温やけどにまで進行すると、皮膚が壊死し、黒色や褐色、白色に変色します。
この段階までくると、水ぶくれはできず、痛みも生じません。
🌟低温やけどは、「発見が遅れやすいやけど」といわれています。
やけどした直後にはほとんど変化がなく、1~2週間ほど経ってから徐々に皮膚が変色し痛みを感じるようになることもあります。
🌸応急処置について
・流水で直接患部を10~30程度冷やしましょう。
・衣服を着ている場合は、衣服の上から流水をかけましょう。
・水ぶくれはなるべく破らないようにしましょう。
🌸治療
・ステロイドの軟膏や傷の治りを促進する薬剤が処方されます。
・症状によっては、痛み止めや抗生剤の飲み薬を処方します。
🌟放置すると細菌感染を起こし傷が深くなり、重篤化する場合があります。
症状によっては治療に時間がかかったり、痕に残りやすくなるため、早めに受診しましょう😊